味噌を作って3年目

1年目:味噌をアテに飲んでみたい

味噌をアテに日本酒を飲む。(焼酎もいいですね♪)

そんな本物の酒飲みを目指すべく、どうせなら味噌そのものを作ってみようと3年前から味噌作りをしています。

最初にお手本にしたのが“ポリ袋で簡単、おいしい はじめてのみそ作り/真藤舞衣子著(立東社)”という本で、味噌樽のようなものがなくても食品保存用の密封式ポリ袋でできちゃうとのことだったので、失敗の怖い自分にはピッタリだ!と思いました。
1年目は本に忠実に作って材料の配分はこんな感じ。

【米みそ】
大豆:400g
米こうじ:800g
塩:200g
※余った材料は適当に使いました。

やってみると味噌作りは意外とシンプルな材料と工程で、大豆を煮て塩と米こうじを混ぜて冷暗所に置いておく。以上。
これだけなのですが、ポリ袋に詰める時にいかに空気を入れないか?これが結構難しい。
角のところがうまく詰められなかったり、隙間なく詰めているつもりが途中でポッコリ小さな隙間ができてしまっていたり…。
案の定、数か月後に見てみたらそんな空気のスポットにやっぱりカビが生えておりました。
白いものはいいらしいのですが黒や青いカビは取り除かないといけないので、もったいないと思いつつもそぎ取って捨てました。
それでも8割は無事で、初心者にしては美味しい味噌が完成して“味噌をアテに酒を飲む”という夢が叶ったのでした。

2年目:ビギナーズラックにあぐらをかいて失敗する

1年目は、米みそ(米こうじで発酵させた味噌)オンリーだったのですが、
2年目は麦みそ(麦こうじで発酵)と合わせみそ(米こうじと麦こうじを混ぜて発酵)も作ってみることにしました。
米こうじは楽に手に入るのですが麦こうじが近くの店では売り切れていたりで、結局、最寄りの富澤商店さんで取り寄せ注文しました。
私の購入した米こうじと麦こうじは要冷凍のもので、それぞれ1kgあったので仕込む日までうちの狭い冷凍庫がパンパンになるのでした…。
それはさておき、2年目の配分はこんな感じです。

【米みそ】
大豆:400g
米こうじ:800g
塩:200g

【麦みそ】
大豆:400g
麦こうじ:800g
塩:200g

【合わせみそ】
大豆:200g
米&麦こうじ:400g
塩:100g

大豆、米こうじ、麦こうじをそれぞれ1kg購入すればこれで使い切る感じです。

さあ、1年目はうまくいったことだし、2年目は麦みそにも挑戦してさらにレベルアップだ!
と意気込んでいたものの、2年目の心のゆるみが出てしまい1年目よりも詰め方が甘かったようで、結構なカビを生やしてしまいました。
泣く泣くかなりの量のカビ&味噌をそぎ取って捨てる羽目に…。
無事に食べられたのは6割程度で、文字通り自分の詰めの甘さに反省するのでした。

3年目:容器に初挑戦!酒飲みにうれしい思わぬ収穫も!?

昨年の反省を踏まえて、今回はポリ袋ではなく容器を購入することにしました。
私の家は超狭いため大きな味噌樽を購入するのに少し抵抗があったので、これまでポリ袋を押し入れの隙間に入れるというやり方で何とかやってきたのでした。けれども容器に入れると気にするのは表面だけなので最小限のプラスチック製容器(23cm×17cm×13cm)を2個を買って、それぞれに米みそと麦みそを入れることにしました。

で、表面をどうしよう?本には書いてないしな~と、YouTubeを見ていたら色々な人が味噌作り動画をアップしていて、中でも酒粕を使う方法に心惹かれたので挑戦することに。

その方法とは、容器に詰めた味噌の表面にガーゼを敷いて、その上からさらに酒粕で詰め詰めしてフタをするというもの。
こうすると酒粕に味噌が染み込み、魚や肉などを漬けたりできるとのこと!一石二鳥や~ということで、やってみました。

材料の配分は2年目と同じで、合わせみそだけ量が少ないのでポリ袋を使いました。
結果は…、プラ容器の味噌は全くカビることなく大成功。ポリ袋の合わせみそはやっぱりちょっとカビてしまいましたが、まあ想定内でした。何より、味噌が染み込んだ酒粕がなかなかうまく熟成されて魚を漬けるまでもなく私の酒のアテになりました(;^ω^)

米みそ、合わせみそはすでになくなりましたが、まだ麦みそが熟成中です。
さてさて、どんな味になっているかしら?開封が楽しみです。

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